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2020.06.10 [ 時事・ビジネス ]日本世界ビジネス

【犠牲者1万人超】天安門事件を5分で知る

この記事は下記の動画とリンクしています。動画の内容を書き起こしている為、表現が口語的であったり、一部分かりにくい部分があります。
【犠牲者1万人超】天安門事件を5分で知る
31年前の今日、6/4は天安門事件が起きた日です。天安門事件は中国の民主化を求める学生達を中国共産党が武力で鎮圧し数千人~数万人の死亡者を出したとされる歴史的な事件です。天安門事件の始まりから、鎮圧の流れまでコンパクトに説明したいと思います。 
広義の天安門事件 1989年4月半ば~6/4の鎮圧まで

4/15当時の前総書記、胡耀邦が急死したことから天安門事件は始まります。
胡耀邦を追悼する目的で北京大学の学生を中心に大規模な学生運動が発生しました。
 その後、4/19に天安門にある新華門の付近で学生・民衆と警察が衝突。これを受けて、共産党は『胡耀邦の追悼運動が、結果的に暴徒化した』と考えます。
 4/26人民日報は社説で、『天安門の運動を動乱』と定義する社説を発表。
人民日報は共産党機関紙ですから共産党の公式見解です。つまり、『学生は党の敵である』と見なされました。
 4/27デモが大規模化し、学生20万人+民衆100万人の規模になる。 
5/3ただ、当時の総書記・趙紫陽は『学生の運動は必ずしも動乱ではなく、愛国的運動だ』と発言。まだ共産党内でも意見が別れていたことが伺える。 
5/16ソ連ゴルバチョフが訪中(ソ連首脳としては30年ぶりの歴史的訪中)した。
共産党としても国のメンツがあるため、ゴルバチョフ訪中の間は大人しくするよう、学生達に呼びかけていた。一方で、学生側はソ連の改革のリーダーであるゴルバチョフに学生運動をアピールするため、運動を続行します。
結果として、メンツを潰された政府(当時の事実上のトップである鄧小平)はブチ切れ、共産党と学生の対立が引き返せないラインまで来てしまった。
さらに、学生側に同情的な党総書記の趙紫陽がゴルバチョフとの会談で失言、『重要問題の決定は鄧小平が行う』と言ってしまう。当時の共産党内役職トップは総書記である趙紫陽。しかし、実質的なトップは鄧小平だという、党内の秘密を、意図的なのか、うっかりなのかは分からないが暴露してしまう。学生に同情的だった趙紫陽がこれで事実上失脚してしまい、学生側を庇う人間がいなくなってしまう。 
これ以降、学生側の怒りの矛先は鄧小平に向く。『個人独裁の鄧小平を打倒せよ』と叫び始める。その後、何度が話し合いが持たれたが、結局、交渉は決裂。 
5/20に戒厳令が出される。
最終的に、軍隊が発砲せずには鎮圧できないと鄧小平が判断。
6/4の鎮圧に向かいます。中国公式発表では200人の市民が死亡となっているが、少なくとも1万人~最大で3万人が殺された、という諸説あります。
鎮圧の流れとしては、まず、6/3の夕方からラジオやテレビで共産党は警告を発しました。そして、6/3の夜10時頃から北京市の東西南北から軍が包囲を縮めながら発砲を伴いつつ、天安門広場へ進軍します。翌日6/4の午前3時前後には天安門広場周辺を制圧します。制圧時に広場にはまだ3000人ほどの学生が残っていたが、中国の民主活動家劉暁波などの必死の説得で学生たちは撤退します。『天安門広場での流血は許さない』という共産党上層部の意向があり、天安門広場ではほとんど殺戮は行われませんでした。これは当時、現場にいた学生運動参加者からの証言から間違いないと言われています。
どこで学生や市民は殺されたのかというと、軍が天安門広場に進撃する過程で殺されました。 
2017年、イギリスが公開した過去の外交機密文書によると、天安門事件で少なくとも1万人が殺されたとあります。これは事件当時の駐中国英国大使が事件翌日の6月5日付のイギリス本国へ極秘で報告しています。大使の報告では、
『学生たちは腕を組んで対抗しようとしたが、兵士たちを含めてひき殺されてしまった。そして装甲車は何度も何度も遺体をひき、「パイ」を作り、ブルドーザーが遺体を集めていった。遺体は焼却され、ホースで排水溝に流されていった』、『負傷した女子学生4人が命乞いをしたが、銃剣で刺されてしまった』といったショッキングな内容が含まれます。
 
情報統制が敷かれたことで、死亡者については、正確な数字は分かりません。
しかし、中国共産党と人民解放軍によって、大勢の中国人が一方的に殺されたという事実に変わりはありません。

 

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