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2018.11.20 [ 時事・ビジネス ]ビジネス

グローバリズムと日本的経営 カルロス・ゴーン逮捕

 
 
日産のカルロス・ゴーン逮捕
 
昨晩(2018年11月19日)、ニュース速報が飛び込んできました。
役員報酬を過少に記載したとのこと。
 
 
詳細が判明するのはもう少し時間がかかるでしょう。
 
 
ゴーン氏のやったことは2万人に及ぶリストラを行い、
 
工場を閉鎖し徹底的にコストカットをすることで
 
 
日産を蘇らせた。
 
 
 
日産の業績を回復させたことは評価されるべきなのでしょう。
 
 
一方で中で働く社員はどう思ったのでしょうか。
 
 
日産・西川社長の「強い憤りと、落胆を感じた」という言葉に表れている通り、想像に難くありません。
 
 
 
 
今こそバブル崩壊後に捨て去った日本的経営を再評価すべき時期ではないでしょうか
 
 
 
 
年功序列でいい
 
リストラなんかもってのほか
 
賃金は下げない
 
長く腰を落ち着けて仕事に打ち込めるたほうがいい
 
同じ会社で働くものは仲間であり家族であっていい
 
 
と思うのです。
 
 
戦後日本の成長の土台となったものは
 
職を失う恐怖に怯えることなく、
賃金が上昇していくという安心感があったからだと私は考えます。
 
 
「そんなことしていたら会社は潰れる!
会社が潰れたら皆共倒れだ!」
 
 
と言い続けて多くの日本らしさを捨ててきた我が国は平成の30年間で随分と没落してしまいました。
 
 
 
日本人に合ったやり方でやり通せば良いと私は思います。
 
 
バブル崩壊以後日本的経営に台頭したグローバリズム的経営は非正規雇用を増やしました。
小泉竹中改革ですね。息子さんは見た目が良いので人気ですがノータリンですな。
 
雇用や所得面で言うと社員同士を競わせ、減らした人件費総額を奪いあわせるものだと私は考えます。
 
 
成果主義や実力主義という言葉は今でこそ当たり前に聞きます。
 
 
年功序列を廃し、若手にもチャンスを与えるため成果主義を導入する。
 
 
聞こえは良いですが
 
成果主義は実際のところ賃金カットです。
 
1990年ごろから下がり続ける日本の平均年収を見れば明らかです。
 
人件費総額、つまりパイは減らし、減らしたパイの中で競わして取り合いをさせてきたわけです。
 
 
 
 
平成は本当にひどい時代だったと将来では言われているかもしれません。
 
賃金低下や自殺者数増加、収入格差など、、、
 
 
 
あれ、、、、平成って何か良いことあったか、、、?
 
 
 
私が新卒で入社した証券業界は例にもれず激烈な競争社会でした。
 
成果主義のもと先輩後輩関係なく競争です。
 
 
同じ営業課で働き、隣のデスクで仕事をする先輩や後輩は仲間ではなく敵なのです。
 
 
同様に隣の営業課も敵、他の支店なんぞ当然ながら敵です。
 
 
全社員同士が給与やボーナスを取り合う敵同士です。
 
まぁ、社内はギスギスしますよね。今日の多くの会社で見られる光景ではないでしょうか。
 
 
 
 
一方で今世界は保護主義へ向かっています。
 
 
トランプ大統領の誕生やブレグジットを見ていると過去の日本のやり方が正解だったのだと確信してしまいます。
 
護送船団方式と揶揄された過去の日本企業の在り方は決して間違っていなかったのではないでしょうか。
 
弊害はあれども利点も多数あったはずです。
 
 
弱肉強食のサバンナに放り出された日本企業はその後どうなったか、
シャープ、東芝、エルピーダ、etc
例を挙げればキリがありません。
 
 
フェアな環境での競争は多くの利点を産むものですが、
 
アンフェアな環境で競争させると身体が大きいものが圧倒的有利です。
 
 
 
例えば
 
 
格闘技の多くでは階級制が敷かれています。ボクシングは体重の違いで17階級に細かく分けられています。
 
 
 
体重が60kgと100kgのボクサーが戦うことは公正ではないですよね。
 
(そういう意味で、僕はラグビーやアメフトは全く理解できないスポーツであり、最もやりたくないものの一つ。
体が激しく接触することが前提のスポーツで階級で分かれていないのは何故なんだ、、、?)
 
 
体格が違うものを同条件で競わすのは不公正です。
 
 
 
 
上手くやったのはお隣の中国です。
 
中国のアリババグループが時価総額5000億円を超え世界のトップ企業になったのは何故でしょう?
 
 
中国がAmazonなどの海外資本を締め出したから中国国内で大きく育つことができたのです。
 
同様に中国で最大の検索エンジンはgoogleではなく百度(バイドゥ)ですよね。
 
そしてtwitterではなく微博が使われる。
 
 
 
 
今や世界の時価総額ランキングには中国企業が多く名を連ねます。バブル期の日本のようです。
 
 
その弊害で今日米国とトラブルを抱えていますが、世界2位の経済大国に短期間で成長したことは間違いない事実です。
 
 
 
グローバリズムというのは北斗の拳のような世界なのだと思います。
 
 
「ヒャッハー!」と奇声を挙げながらモヒカンの筋肉ムキムキ男がバイクに跨り、女子供老人を追い回す。
 
 
 
そこでは腕力が全てであり弱者は虐げられるのみ。
 
 
 
 
一部の者が利する世の中になってしまった現状は如何なものでしょうか。
 
 
 
今の日本人にとって結婚、子供、持ち家は贅沢品となってしまった。
 
 
しかし、この状況が続くとは私は考えていません。
 
 
 
世の中は何事も循環しています。
 
必ず揺り戻しがあると思います。
事実、行き過ぎたグローバリズムから保護主義へ向かう時代です。
 
 
子供の名前に読めないキラキラネームが流行りました。
しかし最近ではキラキラネームは鳴りを潜め昔ながらの伝統的な名前を付ける親が増えています。
 
 
この平成30年間の停滞で、行き過ぎた社会体制の変化はまた基に戻っていくはずだと考えています。
 
来年は平成が終わる節目です、日本の伝統や良い面を再評価する時代となることを祈っています。
 
 
 
 

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