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2020.05.13 [ 時事・ビジネス ]日本世界ビジネス

検察庁法改正案に抗議?東京高検黒川検事長、定年延長の問題整理

この記事は以下の動画をテキストでまとめたものです。
【リツイート400万回?】検察庁法改正・反対にみるマスコミの奇妙な報道
twitterとニュースで急に話題沸騰??となっている東京高検検事長、黒川氏の定年延長問題について問題を整理します。
5月9日あたりからtwitter界隈で急速に【#検察庁法改正案に抗議します】と呟くアカウントが大量に湧いて出ており、リツイートも400万件にのぼると、朝日新聞、毎日新聞、NHKが積極的に報道しています。

今国会で成立予定である国家公務員定年延長関連法案とは関係なし

国家公務員の定年延長関連法案は事実上65歳定年となっている民間企業に歩調を合わすものであり、突然ふって沸いた話ではありません。

国家公務員の定年延長は平成20年から長年、議論されていたことです。
2013年(平成25年)改正高年齢者雇用安定法が成立・施行され国家公務員より先んじて民間企業では65才まで定年延長となるか、再雇用されてで働けるようになっています。
これは黒川氏の話とは完全に別物です。2022年から国家公務員の定年を段階的に引き上げて2025年に定年が65歳とするものです。すでに63歳となっている東京高検検事長の黒川氏の定年延長には関係しない法改正です。

東京高検・検事長 黒川氏の定年延長は閣議決定による特例措置

黒川氏の定年延長は1/31に閣議決定されており、いわば特例措置です。
検察庁では検事総長以外の定年は63才、黒川氏は今年2月8日に定年となる予定だったが、閣議決定により半年延期されることになりました。
黒川さんは検察No2で東京高検幹事長あり、東京高検検事長が慣例として次期検事総長になります。
では何故、閣議決定による特例措置をしてまで、黒川氏の定年延長を行ったのでしょうか?

黒川氏定年延長の背景

その背景には林真琴さんという名古屋高検の検事長と、東京高検検事長の黒川氏の二人が次期検事総長を争っていて、
黒川氏は改正組織的犯罪処罰法、入管法改正などの法律を通すにあたって、国会調整・与野党調整をやって来た人で政治家にとって顔が売れている方です。そのため官邸側が黒川推しのメッセージを出していたと言われています。
昨年から、現検事総長にそろそろ退官お願いできないでしょうかと人事の調整をしていた。
黒川氏は今年2月8日に誕生日を迎え63歳となってしまいます、検察庁法では検事総長以外の検察官の定年は63歳と定められているため、現検事総長の稲田氏には早めの退官を交渉していました。

年末に発生したカルロス・ゴーン脱走事件

そんななか、2019年末にカルロス・ゴーン脱走事件が発生しました。
検事総長稲田氏から黒川氏への単純なバトンタッチで済むところが、ゴーンが脱走したことにより、その直後に検察トップが退官すると検察がゴーン脱走の責任をあたかも認めたことになってしまう。
そのため現検事総長稲田氏が「今はやめられない」とごねた結果、今年の夏まで継続することになった。
そうなると、黒川さんの定年が2月8日に到来してしまいます。仕方ないから半年だけ、黒川さんの定年を延長すると閣議決定した、ということです。
無理矢理黒川氏を次期検事総長に押し込んだわけでなく、カルロス・ゴーンが脱走が影響して人事が混乱しているということです。

政府が検察人事に介入しているという指摘について

「いやいや、政府が人事に介入しているじゃないか」という指摘について、

時の政権が意中の人間を重要ポストにつけるのは当たり前のことです。
だから日本銀行も金融緩和に積極的な黒田さんになりました。至極当然のことです。

例えば、政府の手足となる内閣官房がこの10年ぐらいで人員が500人から1500人へ三倍になっています。そのことを共産党が批判していますが、官邸主導だから手足となる内閣官房の人員が増えるのは当たり前のことです。これを恣意的人事と言えるでしょうか?
マスコミが騒いでいる「政府が推している人間をポストにつけたから、政府与党の犯罪は見逃す」という話は明らかな飛躍です。日本は中国やロシアのような独裁国家ではないんだから。安倍総理は四期目がなければ来年秋で終わりです。長期独裁政権ではない日本で黒川氏を検事総長に就任させただけで、日本の検察機構が歪められるとは考えにくいです。
そもそも検察庁は行政機関であり、法務省管轄の機関です。後ほど言及しますが、三権分立云々の話とは関係ありません。三権分立は司法・立法・行政が独立していることを指しますが、その司法とは裁判所です。司法権を司る裁判所の人事に行政府である内閣が介入することは三権分立に違反することであり許されることではありません。

内閣府HPより

この東京高検検事長黒川氏の人事を批判する人は二種類いると思います。
まずは安倍が嫌い。
そして、次に安倍が嫌い、
てのは冗談ですが、あたらずといえどもとおからずですかね。

政府・内閣は官僚の人事を一段と、徹底的に、掌握すべきである

新型コロナ対策で今回一人10万円給付、50兆円レベル財政出動ができたのは官邸主導の政治だからにほかならない。仮に官僚主導だったら不可能です。
官僚主導の政治なら新コロ対策で、財務省が、財政出動にからむ対策案は全て突っぱねるでしょう。
財政出動どころから、【新型コロナ対策でお金使いたいなら、増税しましょう】という仰天の提案をしかねない。
前科があって、実際に東日本大震災のときに復興増税という世界で例をみない災害・不況時に増税をやらかしたのが財務省です。

三権分立が崩壊する?? 民主主義に対する挑戦??

批判の内容を見ると、三権分立が崩壊とか、民主主義に対する挑戦とか、さすがに飛躍しすぎです。
前述のとおり、検察庁は行政機関であり、裁判所ではありません。三権分立を持ち出すのは間違っています。

検察人事に関してのマスコミの報道は、【オカルト誌ムー】レベルの話です。すみません、雑誌ムーに失礼でした。
ただビッグフットやネッシーが実在するというような話を吹聴している、そんなレベルです。
誰がこの問題を積極的に報道しているのでしょうか?
朝日新聞、毎日新聞、NHKこのあたりが代々的に報道してますよね、ツイッターでリツイート400万回達成!などと力の入りようは異常です。
(朝日に毎日にNHKでしょ、またお前らかっていうメンツですよ。)

野党の揚げ足取りは永遠続く

野党も批判を強めていて「コロナ感染症対策に全力を尽くすべきさなかに、火事場泥棒的に押し通そうなど、断じて許されない」などと意味の分からないことを言っており、
火事場泥棒と言うならば中国のことも取り上げるべきでしょう。3日連続で尖閣諸島近海を領海侵犯しています。
こういった些末な問題(黒川氏定年延長)をマスコミが騒いでいるときは裏で、悪さを隠したい時であることが多いです。国民の目がどうでもいいことに向いている裏で何か良からぬことが動いているのではないかと注視しています。

与党政府の悪事は見逃されるのか?

騒いでいる人が指摘している問題は黒川氏が検事総長になると、検察が政府や自民党の犯罪を見逃すよというトンデモ話です。何を根拠に騒いでいるのでしょうか。
直近でもIR問題で自民党議員上げられています、元法務大臣の河井克行氏と妻・安里氏が検察から事情聴取といった取り調べを受けています。
仮に黒川氏が検事総長に就任したとしても任期は実質2年です。安倍政権も4期目なければ来年終わります。そんな短期間で果たして何ができるのでしょうか?

黒川氏定年延長を閣議決定した法的根拠

黒川氏の定年延長を閣議決定で済ましたことが違法だという指摘については、
【国家公務員法では、職務の特殊性や特別の事情から、退職により公務に支障がある場合、1年未満なら引き続き勤務させることができると定めている】
一方で、

【検察庁法22条は『検事総長は、年齢が65年に達した時に、その他の検察官は年齢が63年に達した時に退官する』と定めている】
どちらも正しく、どちらも間違いじゃない。違法性を問うことについては水掛け論にしかならないから問題の決着はつきません。
これまで検察庁法に照らして検察官は63歳で定年となっていましたが、検察官は国家公務員ですから国家公務員法を適用し1年未満の延長を行うことは違法ではありません。
黒川氏の定年延長を閣議決定するにあたって政府は官僚や法律の専門家に法的問題がないかを必ず確認します。
違法なことに政府ブレーンがGOサインを出しません。

奇妙すぎる芸能人の反応

検察庁法改正案に抗議します、とツイッターで呟いたり、リツイートをする芸能人が後を絶ちません。なぜ芸能人がこの問題に飛びつくのでしょうか?

城田優(俳優)、水野良樹(ミュージシャン=いきものがかり)、小泉今日子、きゃりーぱみゅぱみゅ、浅野忠信、といったタレントが一斉に抗議をするということに違和感を感じます。
芸能人は政治色がつくのを嫌がりますので政治的発言は(保守的な発言は絶対)しません。マスコミから仕事を貰う側の立場である芸能人が反日一色のマスコミに逆らうことはできません。
義憤に駆られたからいても立ってもイられなくてツイッタで呟いたのでしょうか?
そんな気概は芸能人にはありません。義憤に駆られたなら、政府の対応が許せないのであれば、北朝鮮の拉致問題や中国の領海侵犯にも抗議すべきです。なぜ、凄まじくマニアックな黒川氏定年延長に一斉に芸能人が反応するのでしょうか。
芸能人が一言でも【日本人拉致の北朝鮮に抗議する】、【竹島不法占拠の韓国に抗議する】といったことをツイートすれば少しは彼らを信用するこができますが、今回の芸能人の反応は信念のカケラもありません。ただのTV局への忖度ツイートです。
検察庁法改正案や黒川氏の定年延長について騒ぐ芸能人は魂胆は非常にシンプルです。
タレントに政治的な色がつくのはデメリットでしかないけど、テレビ局と同じスタンスの政治主張なら、仕事がなくならないから、ただそれだけです。
芸能人は良くも悪くも影響力が大きいので、批判するなら具体的にどこが問題なのかを言及すべきです。
日本は言論の自由があります。政府批判をしたいなら堂々とすればいい。
信念があるならば、馬鹿の一つ覚えのように、【#検察庁法改正案に抗議します】とSNSでポツンと呟くのではなく、自分の言葉で自分の考えを正々堂々表明すればいい。いい大人が【他人の意見にただ乗っかるだけの告げ口】をすることは恥ずべき行いです。

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